일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ていそうもんどう

貞操問答

菊池 寛

菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면

아오조라 문고

「それでは、失礼します。」というと、部屋を出て行った。

新子の屋根裏に近い部屋は、電燈の灯ったままで、ひんやりと、明方の空気が肌寒かった。

新子は、蒲団を伸べる気にもなれず、灯を消したままで机の前に坐った。

そして、準之助氏の指の下で、血の流れを伝えた自分の手首を珍しいような、恥かしいような気持で、しばらく見つめた後、自分でも脈を数えてみた。

脈が早かったのは熱のせいではなく、準之助氏の思いがけない出現と自分に対する態度のせいであると思った。

そして、準之助氏があれ以上、自分に親しみを見せるようであったら、考えなければならぬと思った。

そう思うと、たちまち美沢の若々しい面影が生々しく眼の中に浮んで来るのだった。

四日目の朝になって、祥子の熱がようやく、七度台に下った。

新子は、二晩はまるで、一睡もしなかった。祥子の病室に徹夜していると準之助氏が時々、容子を見に来た。そして、新子に引き取るように勧め、新子はこれをこばみ、その間に二人の感情や好意が、からみ合った。だが結局女中達よりも、新子の方が、夜通し付添っていた。その方が、祥子がよろこぶからだった。