일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면

아오조라 문고

これが家中一党の者が方針をきめるに先だっての悩みであり、また議論のわかれ目でもあったのである。

事実、進んで主を助けんか、主君の質子を見殺しにするほかなく、質子の若殿を守らんか、獄裡の主君の生命を断つにいたる。……この大苦境をどう打開するかが問題だった。そしていかに血涙をながすも、切歯痛憤するも、その両方の無事を計るような名案は生れて来なかった。

「さりとてこれを、ご隠居の宗円様や、病床の奥方さまにお聞かせして、いずれになすかをお伺い申すなどということは、お傷わしゅうて誰にもいえるものでなし……」

と、幾日かは家臣同志のあいだで密々相談していたものであったが、当然、宗円の耳にも聞えてゆき、ついにある夜、一同が集まっている席へ、つと宗円が姿を見せて、

「迷うもおろか。わしはすでにわしの胸で、とうに極めておったものを」

と、従客として断案を下したのである。

そのいうところはこうだった。

「官兵衛を捨てるのみじゃ。――なぜといえば官兵衛は、主命をおびて、伊丹城に赴き、村重が卑劣なる奸計に陥ちて幽囚されたもの。正邪な歴々、天下の衆目、誰か彼を曲として憎まぬものあろうや。