일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면

아오조라 문고

従って、官兵衛も彼の性行と今日ある由縁はよく知っていた。

村重はもと池田の池田勝政の一部下に過ぎない者だった。そして三好党に属していたが、信長が兵をひいて、京都に入り、足利義昭を中央から放逐するとき、彼は手勢わずか四百をひッさげて、その市街戦に臨んで、俄然織田軍に加勢した。本国寺から七条道場(金光寺)のあいだの戦闘で驚くべき果敢な働きを示したのである。それが彼の織田家に仕えた始めであった。

後、岐阜城へ招かれたとき、諸将と共に、饗膳を賜わったが、そのあとで信長が、例の酒興か、承知のうえで、村重の胆試しをしたものか、佩刀のさきに、饅頭を突き刺して、

(摂津。これを食うか、食わぬか)

といった。すると村重は大きな口を開いて、前へすすみ、

(いただきまする)

と、刀のさきの饅頭を咥えて食べた――などという話がある。ともかくこんな行為も、信長から観て、

(これは使える)

と、重用された一因ではあるらしかった。

それにしても、池田家の部下時代から較べると、実に破格な出世だった。いまも出陣を前にして、侍女美童を左右に侍らせ、酒間に重臣から軍務を聞いて、いちいち決裁を与えている有様は、時めく人、そのままだった。