후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
会社の立場は明らかである。会社は競争によって立っている。言う迄もなく船客の生命財産が第一、次ぎに船の安全だが、この第一位は、需要供給の法則のために何時しか速力尊重の風潮に置き換えられていた。安全も大事だが、それよりも早く着くこと――公衆はスピイドを要求して止まない。公衆はここでも、その本質として飽くなき暴君である。大西洋を渡るのに一月費った時代から、それが半月、一週間――五日という驚異的記録にまでなっても、公衆はまだ満足しない。一日でも半日でも航海の短い船へ客が殺到するのだ。茲に於てか、自然、大西洋横断所要日数の短縮が、主な汽船会社の激烈な競争となりつつある矢先だった。今から思うと、早晩この種の椿事を約束する運命だったと言っていい。
前夜十三日の真夜中から、タイタニックの航路に当って、即かず離れず一つの尨大な氷山が流れて来ていたのだ。群を離れた迷児の氷山だった。長さ七十哩、幅十二哩の長方形、途方もない氷の破片である。
この、氷の離れ小島――と言うよりも移動する大陸が、前面に待ち構えているとも識らず、タイタニックは一ぱいにスチイムを上げて白波を裂いている。