후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
、第4水準2-89-30)躇しているうちに、一九〇九年四月二十八日の夜、ガンネス農園に怪火が起って、家も夫人も綺麗に焼けて終った。
邸と一緒に沢山の証拠物件が灰に帰した訳だが、何よりも、当のベル・ガンネス夫人が焼死したことは、これで完全に事件を失ったのだから、警察にとっては痛手でもあり、癪にも触る。放火の疑い顕著、とあって、嫌疑者として引かれたのが前に言った小作人のエドワアド・ランフィア。初めは仲なか頑張って口を割らなかったが、亜米利加の警察が得意とする第三段の十字火訊問の前に、遂に折れて白状した。矢張りこいつが、夫人を殺した後火を放けたのだ。
何故そんなことをしたか?――訊かれて、自分独りで大きな秘密を握る者の花形意識で、かれランフィアが饒舌り出す。
「誠に済まないことを致しました。が、私が奥さんを殺さなかったら、奥さんが私を殺したでしょう。私は余りに、奥さんのしている事を知り過ぎて終ったのです」と、農園の惨劇を一つ一つ詳細に陳述して、「あの家には、音響が外部に洩れないように、壁が二重になっていて、間に鋸屑を詰めた客用の寝室がありました。奥さんは、新聞広告を見て次ぎつぎに来る男とその部屋へ這入って、厳重な樫の扉に鍵を掛け、窓の鎧戸を下ろし――朝になって仕事が済むと、暗い内に私が手伝って、農場のあちこちへ