후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
二十分程してからだった。捜査隊の一人に Fred Dormire というフリント市の刑事が居た。グリイスンとマッカアセイが第一の着物を見つけた繁みから、小川に沿って歩きながら、彼は、川岸の、泡のような氷の粒つぶの下に、桃色の地にレイスの附いた布が浮かぶとも沈むともなく漂っているのを認めた。ドロシイの肌着と下穿きだった。これに勢いを得たフレッド・ドウマイアは、洋袴を捲くり上げて川の中へ這入ってみた。暫らく足で川底を探ぐって歩き廻っていた。と思うと忽ち電気を掛けられたように立ち竦んだのだ。そして、両袖から水を滴らして抱き上げたのは、冷水に光ってうす明りの中に白銀に見えたドロシイの裸体だった。
亜米利加の七歳だから、日本流に数えると九つ位である。それに、大柄な米国人にしても、このドロシイ・シュナイダアは発育の早い方だったので、その裸体には、少年のようなぎこちなさの中にも、十三、四歳程度の、もう何処となく女に近いことを想わせる幾分伸びやかな線が見られた。栗色の断髪、乳房のない平べったい胸部、まだ脂肪の乗らない細長い両脚――岸に立って、この、ドウマイアの腕に差上げられた白い物体を一眼見た父親のシュナイダアは、崩折れるように気を失って終った。