후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
住処は 908 north Hickory Street, Owosso 半生の苦闘で、自分で建てた家だった。
只彼は、教会員以外の大工と、一緒に働く事を嫌う風がある。不信心な労働者は、自分の繊細な宗教心の容れないところで、伍して快しとしないというのかも知れない。そんなような、妙に昂然たる、偏屈な一面もあるのだったが、これは、狂信者に共通の特性として、珍らしくない心理であろう。同僚の仕事に欠点を見付けては、密かにそれを雇主に告げる習慣があって、其のため、教会へ行かない大工の間では、余り評判が好くなかったこともある。
その朝ホテリングは、例もの補祭らしい威厳と愛嬌をもって、そして、前に言ったように長老職に選ばれる日なので、元気よく、教会に現れたのだった。
礼拝が初まる迄に十五分程間がある。
定りの座席に家族を残して、彼は、隅にストウブを囲んで雑談に花を咲かせている、男の信者たちのグルウプへ、割り込んで来た。
大声に挨拶を投げると、
「お早う、兄弟ホテリング」
愛想好く応じたのは、ハロルド・ロスリッジである。後刻ホテリングが長老に昇ると、ロスリッジは後を襲って補祭の上席に就く筈になっていた。