후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
感慨無量の面持ちで、その受持ちとなっている聖餐を助司していた。
夜の集まりも、同じことだった。
ホテリングは長老へ、ロスリッジはその後任の主席補祭へ、夫れぞれの昇格式があるので、教会員の殆んど全部が出席していた。二人とも、人気があるのだった。其の昇進は、受けが好く、全メンバア一致の欣びと感謝をもって、迎えられた。誰もが、この新しい役員を持ったことで、一層自分達の教会を誇り度い心持ちで楽しく帰路に就く。
ロスリッジ青年は、補祭の上席に抜擢された幸福さに、多分に興奮して噪気いでいたのが、妻と並んで、寒い夜の道を家路へ向かいはじめると、ふっと不安気な沈黙に落ちた。
足早に歩いていたのを、歩を緩めて、ぞっとしたように身顫いをした。
「何うなすって? ハロルド、あなた何だか変よ」
ロスリッジ夫人が、覗き込むようにして訊くと、良人は吃って、
「いや、何でもないんだ。心配することは無い」
しかし、その夜彼は、一晩中まんじりともしないで、溜息と一緒に考えこんでいた様子だ。朝の食卓で、ロスリッジは思い切ったように妻に、
「何うしたらいいだろう。気になって仕様がないんだ」