후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
おれは只、夢の話しをしている丈けだぞ。誰の顔を夢に見ようと、おれの責任じゃない。おれの知ったことじゃあないんだ。だから、問題の夢で、アドルフ・ホテリングさんが少女を――?」
「アドルフ・ホテリング!」細君の手から、匙が落ちた。
「あの、昨日長老になった――?」
「うむ。が、ケイト」ロスリッジは、囁きに変った。「これは何処までも夢の話しだぜ。現実と結びつけて考える必要は、少しもないんだ」
「勿論だわ。それも人に依りけりで、あのホテリングさんが――考えようたって、考えられることじゃないわ」
「何故おれは、長老ホテリングのあんな夢を見たんだか判らない」ロスリッジは、自分を責めるように悄気て見えた。
「そりゃあおれも、愚にもつかない夢として打ち消しているさ。打ち消したいんだよ。だが、昨日教会でつくづく見ると――ねえケイト、お前はそう思わないかい?」
「何を――」
「新聞やラジオで発表されたドロシイ殺しの犯人の人相が、ホテリングさんにぴったり当て適まる!」
何度も読んで暗記する程知っている映像を、※(「目+検のつくり」、第4水準2-82-3)の裏に浮かべて、細君は暫らく眼を瞑っていたが、忽ち、ぎょっとして反ると、椅子が鳴った。