후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
で宗春はその隙間から、ゴロゴロと床下へ転がり落ちた。その床下は水路であって、薬草道人の一行が、小舟に乗って浮いている筈だ。そこで尾張宗春は、薬草道人の一行のために、助けられたということになる。
さて浜路はどうしたかというに、隣り部屋の方へよろめいた刹那、隣り部屋から一個の人物――黒の衣裳に小袴をつけた、短身肥満童顔の男が、すなわち島津太郎丸が、ツト両腕を差し出したかと思うと、浜路を隣り部屋へ引きずり込み、ビーン境いの戸を閉じた。もっともその時太郎丸の背後に、伊集院五郎と烏組のお紋が、立っていたのも見てとれた。
それから起こった光景はと云えば、床が傾いたので龕が倒れ、龕が倒れたので火を発し、それが器物へ燃え付いて、地下室が見る見る火事になったのである。
で、宗三郎とお絹とは、そのまま後へ引っ返し、城中から来た捜索隊も、同じく後へ引っ返し、そうして仁右衛門も組紐のお仙も、空洞の階段を伝わって、逃げ出さなければならなかった。
主要の人物地下において、偶然顔を合わせたのであったが、またもや四方へバラバラと散り、別れ別れになったのである。最も憐れなのは娘の浜路で、太郎丸の手に捕えられたからは、いずれ恐ろしい目に逢うことであろう。