후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
自分の収入の二十倍ぐらい、金の融通が出来るものだ。真の貧乏の必要から、借金をしようと心掛けても、人は大してお金を貸さない。駈け引きするほどの余裕がなく、情熱的嘘がないからだろう。そうはいっても情熱的嘘言、最後には見えすくものらしい。俄然信用が落ちてしまう。一文の融通も付かなくなる。借金取りばかりがやって来る。女が益※(二の字点、1-2-22)恋しくなる。そこで醜い様子をして、女のまわりをウロウロする。それが俺だ! 今の俺だ!」
志水幹之介近習役、禄高と云っても知れている。引っかかったのが荻野八重梅、年が上のその上に、いうところのバンパイア、古風に云うと白無垢鉄火、穏しく見せてはいるけれど、素破となれば肌をぬぐ。
馴染を重ねる六ヵ月、その間可哀そうに志水幹之介、絞られるだけ絞られた。ふだん信用のあるところから、多くの人に同情され、最近まで金の融通も出来、首尾を重ねてはいたけれど、今やいよいよ詰まったのである。
「このまま行けば閉門だ。……俺の信用は落ちてしまった。……たとえ閉門にならなくとも、どこからも金の融通がつかぬ。……金の融通つかぬ以上、八重梅に逢うことは出来ないだろう。