후리가나로 읽는 일본 고전
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にんきょうにとうりゅう
任侠二刀流
国枝 史郎
国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면
八重梅に逢えないくらいなら、死んだ方がいい死んだ方がいい! ……欲しいなあ金が欲しい! ……いっそ辻斬り! いっそ押し借り! ……いけないいけない、そんなことは出来ない! ……打ち明けてみよう八重梅へ! ……一緒に死んでくれるかしら? いや死ぬまい、では駆け落ち? ……死んでくれれば死んでみせる! 逃げてくれるなら逃げてみせる! ……枯野を分けて落人だ! ……両刀サラリと捨ててもいい。……遅いなあ、どうしたんだろう?」
ジリジリしながら待っている。
しきりにすだく庭の虫、石燈籠の灯がまばたき、客のない家内静かである。
と、トントンと足音がした。
「来たな!」と幹之介顫え出したが、足音は行き過ぎた。幹之介ホーッと溜息をした。「遅いなあ、どうしたんだろう?」
トントントンとまた足音。
「今度こそ八重梅、間違いはない!」
ギューッと拳を握りしめた。
はたして襖がスーッと開き、あらわれたのは荻野八重梅。「幹様!」というとスルスルと進み、膝すれすれにピタリと坐った。
河東節の水調子
幹之介とスレスレに坐ったが、八重梅ニッコリ笑いかけた。
それから交わされた二人の会話。