일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にんきょうにとうりゅう

任侠二刀流

国枝 史郎

国枝 史郎의 任侠二刀流(にんきょうにとうりゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 224,569자 · 451화면

아오조라 문고

蒼褪めてはいるが元気である。幾ヵ所か薄手は負っていたが、面倒な深手は一ヵ所もない。しかしまだまだ歩かれない。で、止むを得ず寝ているのである。

組紐のお仙が枕もとにいる。

「今日はいかが? ご気分は?」お仙、顔を覗き込んだ。

「有難う、大分いい。今度は厄介になったなあ」宗三郎、微笑した。

「少しは有難いとお思いになって?」お仙、ニヤニヤ笑いながら云う。

「有難いような有難くないような、何んだかちょっと変なものだよ」宗三郎冷淡である。

「驚いたわね、どうしてでしょう?」

「助けてくれたのがお前でなければ、俺はお礼を云うのだがな」

「変な云い廻しね、どういう意味でしょう?」

「うっかり俺が礼を云うと、そこへお前は付け込んで、口説くだろうと思うからさ」

「お手の筋よ」と組紐のお仙、面白そうに笑ったが、「相変らずの宗さんね。そういうところが大好きさ。ズバズバ云うところが千両よ。……でもねえ」と、ちょっと感傷的になり、「妾泣いたのよ、あなたのために。そうして云ったわ、南無阿弥陀仏って、だって死んだと思ったんですもの。土を掘ってお葬式をして、妾も死のうと思ったのよ。……ね、妾のそういう心持ち、可哀そうだとは思わなくって?」