후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
「ありゃその御本人の阿母さんじゃねえか。俺は御本人のお顔のほうが早く教えてもらいてえんだよ」
「教えるにも教えねえにも」
とうとう桃輔はプッとふき出して、
「オイあの御隠居さんが御本人だよ、今夜からお前さんを婿に取りてえとおっしゃる……」
「冗、冗。よせやい、担ぐのは」
むきになって、
「だってオイ、先のお連合にそっくりだてえじゃねえか俺が」
「だからそっくりなんだとよお前が、今から三十八年前、明治元年越後柏崎の戦いで官軍に射たれて死になすった旦那様のガラスの御写真がたった一枚あるそうだが、とんとそれがお前に生き写しだとよ」
「……だ、だってお前、俺より、年の上の、女で」
「上じゃねえかお前さんより、たしかにあの御隠居なら」
「だけど、だけどよ、それがお前大年増」
「大年増だよ、あの御隠居は」
「だ、だってお前、芸がわかるって」
「わかるんだよとても、あの御隠居。今も隠し芸のお仕度にちょいと座をお外しなすったくらいなんだ」
言わせも果たせず、ダダダダダと廊下でけたたましく足音がして、
「オーイ。桃輔、桃輔、いい心持ちだよ、たいへん。私ア、踊るよオイ踊るよ、ネ、いいだろう」