후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
立て掛けてあった大きな材木が転がり出しでもしたかのように飛び込んできた御隠居は、もうおかいどりなんかかなぐり棄てて、ああら勇ましの白鉢巻。
いきなり床の間の刀掛けの大刀をわし掴みにすると、
「ヤーッ」
気合いとともに、抜き放った。
「う、歌うよ私ア。歌ってね、そうして自分で踊るよ」
ギラリ、大ランプの灯に大刀をかざしたかとおもうと、筒いっぱいのキンキン声を張り上げて歌いだしたねこの、御隠居。
※(歌記号、1-3-28)臥薪嘗胆 幾辛酸ンンンンン
一夜ア 剣光 映雪寒イイイイ
あまりのことにハッと気を呑まれた今松の真っ向へ、
「エーイ」
たちまちサーッと紫の雷光が、空怖ろしく降り下ろされてきた。
「危いッ」
飛び上がって後退りした今松、
「駄目だ、駄目だよ桃公とても」
真っ青になってフラフラとふるえ上がると、
「ツ、務まるもんかこんな家。ニ、逃げるよ、俺もう」
バタバタバタバタ。後をも見ずに逃げ出してしまった。
七
一時間後。
やっぱり霏々として降りやまぬ雪の伊勢佐木町を、身体中真っ白にして今松は歩いていた。
笠もかぶらず頭から、身は真っ白の雪おとこ。
ああ、驚いた。