후리가나로 읽는 일본 고전
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よせ
圓太郎馬車 正岡容寄席小説集
正岡 容
正岡 容의 圓太郎馬車 正岡容寄席小説集(よせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 147,226자 · 295화면
ところがその勉強の度が過ぎて、身体を壊した。お医者の言うには、なにかこのさい気の晴れるように音曲でもやってみて、気保養をするがいい、そこで常磐津の稽古をはじめだしたのですが、これがその自分でいうと変ですが、なまじ器用な声がでたりなにかするところから、ついすすめられて二十の年には今の林中の門人となって家寿太夫の名をもらうようなことになってしまった。そうして緞帳芝居を三軒くらい掛け持ちをすると、ずいぶん、楽にお金がとれた。つまりこの、ちょいと常磐津をやったら、すぐ太夫になれた、またちょいと鍛帳芝居へ出たらすぐにお金がとれた。これがごくごくいけなかったので、そこへもってきていたってまた人間がそそっかしいときているから、ただもう安直に世のなかをうれしがってしまったんでしょう。同じ常磐津の太夫になったとしても、檜舞台へでもつかってもらって初めからウンウン苦しめば、なかなか世のなかを甘くなんか見なかったんですが――。
そのうえ信州の旅へ出て、上田で岸沢小まつという女の師匠で荒物屋を営んでいる人のところへ厄介になっていると、その土地に昔の名人で土橋亭りう馬という人の弟で今は料理屋の旦那の志ん馬、この志ん馬と小まつさんとが二枚看板で上田の芝居小屋を開けたのですが、あまりの大入りで二日目に志ん馬、咽喉を痛めてしゃべれなく