후리가나로 읽는 일본 고전
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면
その頃『早稲田文学』を根城として専ら新劇の鼓吹に腐心していた逍遥は頻りに二葉亭の再起を促がしつつあったが、折も折、時なる哉、二葉亭はこの一家の葛藤の善後処分を逍遥に謀った結果、終に再び筆を操るべく余儀なくされたのがツルゲーネフの『アーシャ』即ち『片恋』の飜訳であった。
その時は明治二十九年の十二月、即ち『浮雲』第三篇発表後八年目であった。世間はあたかも暫らく消息不明であった遠征将軍が万里の旅から凱旋したのを迎えるように歓呼した。が、二葉亭自身は一時の経済上の必要のため拠ろなく筆を操ったので、再び文壇に帰るツモリは毫しもなかった。文学に対する態度もまた随って以前とは全く違って、一生の使命とするというような意気込も理想や抱負も全で失くなっていた。以前は重く感じた責任をも感じなくなって、「自分は文人でない」と文学とは絶縁した意でいたから、ツルゲーネフを訳したのも唯の一時の融通のための拠ろないドラッジェリーで、官報局で外字新聞を翻訳した時と同じ心持であった。尤も二葉亭は外字新聞を翻訳するにもやはり相当な苦辛をした。如何にドラッジェリーのツモリでもツルゲーネフを外字新聞並に片附ける事は二葉亭の性分として出来得なかった。