일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면

아오조라 문고

が、その心持は以前と違って遥かに気楽であった。それゆえ『片恋』一冊ぎりで再び彗星の如く隠れてしまう意であったが、財政上の必要が『片恋』一冊の原稿料では充たすに足りなかったので、あたかも凱旋将軍を迎える如くに争い集まる書肆の要求を無下に斥ける事も出来なかった。

折からあたかも官報局長は更任して、卓落不覊なる処士高橋自恃庵は去って、晨亭門下の叔孫通たる奥田義人が代ってその椅子に坐した。奥田は東京市の名市長として最後の光栄を柩に飾ったが、本来官僚の寵児で、礼儀三千威儀三百の官人気質の権化であったから、豪放洒脱な官界の逸人高橋自恃庵が作った放縦自由な空気は忽ち一掃されて吏臭紛々たる官場と化してしまった。陸や浜田は早くも去って古川一人が自恃庵の残塁に拠っていたが、区々たる官僚の規矩を守るを屑よくしないスラヴの変形たる老書生が官人気質の小叔孫通と容れるはずがないから、暫らく無言の睨み合いをした後終に引退してしまった。二葉亭は本来狷介不覊なる性質として迎合屈従を一要件とする俗吏を甘んじていられないのが当然であって、八年の長い間を官報局吏として辛抱していたのは、上に自由なる高橋健三を戴いて、恩師古川の下に吏務に服していたからであった。