일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

内田 魯庵의 新編 思い出す人々(ふたばていよだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,401자 · 427화면

아오조라 문고

かつもしそんな使命を受けていたなら、二葉亭は最少し豊かであるべきはずであったが、哈爾賓到着後は万事が予想と反して思うようにならなかったのみならず、財政上にもまた頗る窮乏して自分自身はなお更、留守宅への送金もまた予期の如くならざるほど頗る困迫していた。

東京を出発する前、二葉亭は暇乞いに来て、「何も特別の用務はないので、ただ来てさえくれれば宜いというのだ。露西亜では官憲の交渉が七面倒臭いから、多分そんな方面にでも向ける意だろう。左に右く来いというから行って見るので、その中に面白い仕事が見付かったらそっちへ行ってしまうのサ、」と無造作にいった。

が、哈爾賓へ行って何をした? 縦令聊かにもせよ旅費まで出して呼ぶからには必ず何かの思わくが徳永にあったに違いない。が、二葉亭が着くと間もなく哈爾賓では猛烈な虎疫が流行して毎日八百五十人という新患者を生じ、シカモ防疫設備が成っておらんので患者の大部分が斃れてしまうという騒ぎであったから、市民は驚慌して商売は殆んど閉止してしまった。搗てて加えてその頃から外国人、殊に日本人に対して厳しく警戒し、動やともすると軍事探偵視して直ぐ逮捕した。