일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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うんせききこう

柳宗悦 民藝紀行

柳 宗悦

柳 宗悦의 柳宗悦 民藝紀行(うんせききこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,050자 · 276화면

아오조라 문고

今までどうしても見つからなかったのである。越州の三国と、佐州の小木と、羽州の酒田とが、船箪笥を造った三港であることは前から聞いていた。だが遷る時が需用を消した。箪笥は少しは今風のものに置き換えられたが、金具ばかりはほとんど絶えた。それがこの酒田で見つかったのである。

もう六十に近いと思う小柄の爺さんが、貧相な眼鏡をかけてしょんぼりと仕事をしている。誰からか頼まれた直しものである。見ると船箪笥風の引出である。小さなその工房は赤錆びの金具で埋まったままで足の入れ場もない。店の左手には上さんの商いなのか、わずかの柿を台に広げて売っている。金具造りだけではもう暮せないと見える。店先の低い天井には様々なものがぶらさげてある。錠、鍵、蝶番、提柄、鉤、座金、屋号や紋入の金具等々。どれもこれも埃だらけで何年も手に触れる者がなかったと見える。

だが私たちは、どんなに心を躍らせたことか。二人はほったらかしてある沢山の金具の中から、夢中になっていい品々を探し求めた。こんな爺さんがこんなにも力のある見事な金具を造り出すのか。吾々は色々と問いかけたが、地の言葉は外国語よりもっとむずかしい。