일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くうちゅうせいふく

空中征服

賀川 豊彦

賀川 豊彦의 空中征服(くうちゅうせいふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,687자 · 215화면

아오조라 문고

呼鈴が鳴って、八十人近くの市会議員がゾロゾロと市会議事堂に入った。みな煤煙に焦たような顔をして、少しも生々したところがない。たとえばどぶ溝の中の金魚のようなものである。

船場君は議長席につくや、すぐに開会を宣し、今日は必要あって議長席を副議長に譲るからと言うて、自分は議席に降りた。

副議長の梅田馬造(実の名は三造と言うのだが、市会では馬のような長面をしているという理由で馬造と呼ばれている)が議長席についた。

そして、煤煙防止の提案がまず第一に議場に持出された。

「ただ今、提案の説明を船場君がなさいます」

こう言って、馬造氏は椅子に腰を降ろした。船場氏は口を開いて、演説を始めた。

「諸君、大阪市の煤煙の問題は、もう多年の懸案でありまして、その被害は我々の間にもはなはだしく感ぜられておるのであります。これはまったく人道問題であります『人もし全世界を得るとも、その生命を失わば何の益あらんや』と、いにしえの聖人も申されておりますごとく、我らがどれほど富むために努力しましても、我らの寿命を縮めるようなことをしては何の役にも立ちません。私は諸君がこの案に全会一致をもってご賛成あらんことを希望します」