후리가나로 읽는 일본 고전
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くうちゅうせいふく
空中征服
賀川 豊彦
賀川 豊彦의 空中征服(くうちゅうせいふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 107,687자 · 215화면
しかし、小さいお葬式を出すにはそれで充分足りた。
一、死亡届代書賃 十銭
一、棺桶代 四円五十銭
一、人足二人 三円
一、輿借賃 一円
一、花二つ人足付 二円七十銭
一、人足ポチ (二十銭宛) 八十銭
一、骨箱 二十五銭
一、隠亡ポチ (二人分) 四十銭
一、骨上げポチ 四十銭
合計 金十四円八十銭也
一人の魂を葬るにわずか十四円八十銭で事足らすのは何だか気の毒にも考えた。夜中頃に棺桶を葬礼屋が持って来た。そして、今夜中に焼場に持って行かねば暑い夏の日に一日置くと臭くなると忠告したので急に死体を片づけた。
お爺さんは、死体が怖くてようさわらない。それで、市長自ら納棺をすることにした。彼はお湯を沸かして死体を洗うて納棺をすませ、お爺さんの要求するままに切支丹伴天連の秘法で加持祈祷を執り行い、お坊さんの読経代だけを節約した。
ちょうど祈りがすんで出棺することになったのが真夜中過ぎで二時頃であった。
黒い仕丁の服を着た人足が四人路次に入って来た。