일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ていそうもんどう

貞操問答

菊池 寛

菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면

아오조라 문고

にわかに、少し硬くなった声が――しかしまことに、何気なく新子を誘った。

準之助氏は、新子が、病的にわがままな夫人と、いつかきっと衝突することを心配していた。しかし、聡明な新子のことだから、うまくバツを合わせてくれるだろうと思っていたのが、思ったよりずーっと早く、事件を起してしまった。小太郎から、事件のあらましを聴いたとき、これはいけないと思い、新子がこのまま去ってしまうことを考えると、身内のどっかを抉り取られるような気がした。それほど、新子はもう、彼の心の中に深くはいっていた。

だから、新子と会って、新子に止まってくれるように頼むまでは、何かが咽喉下に突っかけて来ているような感じだったが、こんなに簡単に話が付いてみると、すべてがそのまま楽しい散歩に変っていた。

妻が、やかましい権女であればあるほど、その眼を忍んで、含みのある青い色のうすものに、絹麻の名古屋帯を結んだスラリと伸びた、しかし、どことなく頼りなげな新子と、二尺と離れず歩いていることが……準之助氏にとって、何か恐ろしい何かすばらしい冒険のような気がして悲調を帯びた彼の恋心を深めるのであった。