후리가나로 읽는 일본 고전
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ていそうもんどう
貞操問答
菊池 寛
菊池 寛의 貞操問答(ていそうもんどう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,240자 · 399화면
「(四季)の中の春を踊った人。」
「知らないわ。今来たばかりですもの。もう、大きい方でしょう、年の……」と夫人はからかうような眼差で、木賀を見上げた。
その時、開幕のベルが鳴った。
「じゃ、貴君もご用が済んだし、私もお義理を果してしまったんだからこれを見たら、一しょに出ましょうか。銀座へ、一しょに行ってほしいわ。」
「ええ。お供しましょう。僕は、もう出てもいいんですよ。」
「だって私来たばかりで、帰っちゃ少し、可笑しいわ、この踊りが終ってからにしましょう。これが済んだら、貴君勝手に出て、私の自動車の中で待っていて頂戴!」と云って、二人はぞろぞろ座席へ行く、人混の中で別れた。
やはり小さい子供達同士の「三社祭」の悪玉、善玉の踊りが終ると、夫人はサッサと退場して自分の自動車へ行ってみると、木賀はもうとっくに乗っていた。
自動車が、山下門の方へ動きかけると、夫人は小声で、
「春を踊った人、岸田千枝子と云ったわねえ。どこのお嬢さん?」
「いや、ちょっと……」
「おかしいわねえ。その人の踊りをわざわざ見に来るなんて! だから、逸郎さんは、近頃私のところへなぞ、寄り付かなくなったんだわ。