후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
五
「いや、例の風来坊――が、大恩寺前で、孤軒と訊けば、犬小屋のような住居におる。さ、売出しの女形に貧乏うらないが長話、人目に立っては成らぬ。去になされ」
「実は、これから、御存知の剣のお師匠、脇田先生へ、お顔出しいたそうとする途中でござりまする。いずれ、では、大恩寺前とやらへ――御免蒙りまする」
深まった黄昏の石段を、雪之丞役者は、女性よりも優美な後姿を見せて下りて行った。
五
雪之丞が八幡宮鳥居前に待たせてあった、角樽を担がせた供の男に案内させて、これから急ごうとするのは、縁あって、独創天心流の教授を受けた、脇田一松斎の、元旅籠町道場へだ。
紫の野郎帽子に額を隠し、優にやさしい女姿、――小刻みに歩み行く、※(「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1-91-26)たけたこの青年俳優の、星を欺く瞳の、何と俄かに凄まじい殺気を帯びて来たことよ!
彼の胸は、不図、八幡宮境内で邂逅した、奇人孤軒先生のあの暗示多い言葉を聞いてから、日頃押えつけて来た、巨大な仇敵に対する復讐心に、燃え立ち焦れ、動乱し始めているのだった。
代々続いた長崎の大商人、その代々の中でも、一番温厚篤実な評判を得ていたと云う、親父どのを、威したり、すかしたりして、自分たちの、あらぬ非望に引き入れて、しかも最後に、親父どのだけに責を負わせ、裏長屋に狂い