후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
二七
闇太郎の目が鋭く、あたりを見まわして、さて、向う側に跳ね下りると、つづいて、雪之丞が、ひらりと飛ぶ。
振りかえると、土蔵の屋根に、暁によろこぶには、早い、夜がらす、黒い影が二羽――
「早い奴だの! 黒い鳥め!」
闇太郎はつぶやいて、肩を並べるように、河岸を歩いて、さしかかる屋敷はずれ、曲ろうとしたその刹那だった。
真黒な、野獣のようなのが、
――タッ!
と、飛びついて来たと思うと、闇太郎の真向めがけて、
「えい!」
と、斬りかかる、すごい白刃。
「プッ!」
と、口をすぼめて、かわした闇太郎、かがみ腰に、ふところへ右手を、
「妙なものが出て来たぜ」
「一ツ、二ツ、三ツ、五ツ、七ツ――沢山影が見えますが、怖うございますこと」
ちっとも怖くない風で、そう答えた雪之丞、ぐっと、裾をかかげたとき、どこかに身をひそめていたか、うしろから、
「とう!」
と、肩先へ来る。
スッと、わずかかわした雪之丞の雪白の手が、右に動いたと思うと、
――ズーン!
と、地ひびきを打って、前に飛ぶ人つぶて。
雪之丞、闇太郎、二人の背中がぴったりと合せられて、八方から、いつでも来いの構えになる。