후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
一二
花はずかしい美青年の唇の、どこからこんな冷罵が出るかと、思われるようだ。
が、一同、む、むと、気合をためているばかりだ。
一二
「間柄、殺っておしまいなさい!」
その時、縁側から、平馬の、狂犬を咬しかけるような声――
間柄助次郎、そのひと声に、刺輪で蹴られた悍馬のように、もう、前後の見境もなく、
「だあッ!」
と、濁った呶号を発つと一緒に、躍り上ったと見えたが、上段に振りかぶっていた一刀を、雪之丞の真向から叩きつけて来た。
翻すかと見えた雪之丞、居なりで、鉄扇で、ガッと受け止めたが、一尺五寸にも充たぬ扇が長刀の如く伸びたかのように、ジリジリと、助次郎の刀に捲きついて、
――ピーン――
と、怪しい響きを立てたと思うと、相州物の大業ものが、不思議にも、鍔から八、九寸のところで、ゴキリと折れてしまった。
すわやと、おどろいて、退ろうとする助次郎の肩先に、
「御免!」
と、激しい打ちがはいる。
「む、ううむ」
助次郎は、肩口を抑えて、よろよろとよろめいて、しゃがんでしまった。
雪之丞の、この太刀折りの手練は、ほかの四人の剣者、見たことも、聴いたこともない。しかもそれが刹那の成りゆきで、助次郎、敗れたと見たら、すぐに斬り込もうと考えていた約束が違った。