후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
一六
広海屋は、恐怖の声をふりしぼって、
「さては、おのれ、浜川さまを手にかけた上、この家に、火を放けたも、われだな!」
「う、ふ、ふ、いかにも、おれじゃ、長崎屋じゃ――な、わかったか? 業を積みおって、今更何を! ふ、ふ、ふ――わしが、人を殺したれば、どうじゃというのだ? 火を放ければ、どうじゃというのだ? それよりも、いのちよりも家庫よりも、おぬしには、もっと大事そうな、あの、やにッこい生きもの――一つぶ種――あれが、ほしゅうはないかい? これ広海屋、ほしゅうはないかい?」
と、嘲り叫ぶ。
「おのれ、憎さも憎し――それ、みんな、こやつをからめ取って、さんざんに打った上、お役人に突き出せ!」
広海屋が、おめくのを、妻女が、泣きながら、押しとどめて、
「まあ、あなた、しずまって下さいまし、みんなも手出しはなりませぬぞ」
と、いって、長崎屋の前に、地べたにひざまずいて、
「これ、長崎屋さま、三郎兵衛さま――どんな恨みが、主にはあるかも知れねど、赤子には、罪というてあるはずはなし、どうぞ、お腹が癒えるよう、わたしの身を存分になされて、あの子だけは返して下さるよう――お返し下さるよう――」