후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
わたくしは大坂よりはるばると、御当地を頼りまいらせて下りました、中村雪之丞、いく久しく御贔屓、おん引き立てのほど願わしゅう」
「さあさあ、遠慮のう、前へ進め、これへまいれ」
と、三斎老人、例の気作な調子で、じかに声をかける。
「御前は、悪固いことが一ばんおきらい。さあ、そこの席までおいでなさい」
三郎兵衛が、身を乗り出すようにして迎えた。
頭をもたげた雪之丞、珠玉のかんばせに、恒ならず血を上らせているのは、心中にむらむらと燃え立ち渦巻く憤怨のほむらを、やっとのことでおさえつけているためなのだろうが、しかしよそめには、舞台で眺める濃い化粧の面かげとはちがった、いうにいえぬ媚びさえ感じられるのだった。
――ま、うつくしい!
――何という、おとなしやかで、品のいい人なのだろう!
一座にいあわせる女たちのみか、浪路の供をして来て、控えの間につつしんでいた女中たちさえ、廊下までのぞきに来て、お互に手を〆め合って、といきを洩らしている。
三斎の言葉と、杯とが皮切りで、一同から、讃歎が、雨のように雪之丞の上に降りかかって来る。
雪之丞、つつましやかにうつむいて、
「左様なお言葉をうけたまわるも、何と申し上げてよろしいやら――只、もう嬉し涙が、とめどもござりませぬ」