일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면

아오조라 문고

長崎屋たちが、取締りを求めても、

「いや、当方では、言うまでもなく、十分に警戒する。騒ぎは今夜だけであろう。が、めいめいに、十分に気をつけるように――何しろ江戸には、何百万とない貧民がいるので、こちらの手でも、そう完全に押し伏せるわけにいかない」

こんなたよりない答えがあるだけだった。

大問屋すじでは、びくびくして、今夜、夜が深まるのを迎えていたが、案の定、第二夜の騒擾は昨夜に輪をかけたものだった。

薄暗い横町という横町から、貧しげな男女が、わめき立てながら押し寄せて来た。

――米をくれ、米をくれ、米をくれえ!

三

そうした市民どもの、荒くれたぶちこわしさわぎが、楽屋の雪之丞の耳に、今、あらためてはいったのだった。

彼はさらに――と、思い当ると、躊躇もなく、男衆にいいかけた。

「その押し入れの、下積みのつづらの中に、目立たない糸織縞の着物がありますから、黒繻子の帯を添えて出して見て下さい」

そして、着ていた舞台着の、帯紐を解きはじめた。

「え? 糸織りの縞物を? 何になさるんで!」

男衆は、異様な、のみこめぬというような目つきをした。

「何でもいいから、出して見て下さいよ」