후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
と、言うところを、先棒も近づいて、
「犬を散らして上げた御礼というのじゃあねえが、どうだ、安く、御乗んなすって――」
「まあ、穿ものもなにもねえじゃあありませんか――」
と、後棒。
「へ、へ、へ、この夜更けに、夫婦喧嘩と出なすって、飛び出して来やしたのかい? 犬も食わねえというに、あいつ等あ、馬鹿に食い意地の張った犬どもと見える――へ、へ、へ、どっちみち、お里へなり、いろ男のところへなり、おいでになるところでげしょう――へ、へ、へ、そのなりで、夜みちを歩いたら、自身番が、只はとおしゃせんぜ――へ、へ、へ――おのんなすって」
浪路も、いくらか気がしずまると、どうせ指してゆく、浅草山ノ宿とかまで、歩いて行けるものでもないと思った。
「はい、のせて、貰いましょう」
一五
「おい、ねえさんが、乗ってくださるとよ」
と、先棒、
「どちらまででござんすね?」
垂れを下ろそうとしながら訊く。
「浅草、山ノ宿とやらまで――」
「へえ――」
先棒が、にやりと笑ったが、
「とやらまで――だとよ、さあ、いそごうぜ」
顎をしゃくったが、その顎の長さ――この寒気に、尻ッ切れ半纒一枚、二の腕から、胸から、太股一めん、青黒い渦のようなものが見えるのは、定めて雲竜の文身でもしているらしく、白目がぎょろついている男だ。