후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
三上 於菟吉의 雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,083자 · 673화면
「お初じゃあねえよ――親分――お初なんかじゃあねえのだ――ふとしたことから、雲助に、ひでえ目に逢っている娘を助けて見ると、そいつが、この辺の宿屋に泊っている、上方下りの雪之丞という、役者に惚れて、何でも、気が狂っているらしいのよ。あんまり可哀そうだし、けえる家もねえようなので、よんどころなく軒別に、宿屋を叩いて、その雪之丞を探しているんだ。お初なんかじゃあありゃあしねえよ」
法印は、一生懸命にしゃべり立てた。
四
思わぬところで、顔と顔とを見合せた、闇太郎と島抜け法印、宿屋の軒下の暗がりに、声はいくらか潜めながらも性急な、隙のない会話のやりとりだ。
「ふうむ、役者をたずねて、雲助にかどわかされた、あわれな娘をたすけたというのは、なかなか後生気が出たものだが、一てえ、その娘の身許は、何ものなのだ?」
「そいつが、何しろすっかり気が昂ぶって、取り止めもねえことばかりいっているので――大した高慢な口を利くだけで、わけがわからねえ――」
と、法印は、しょげて、
「何でも、舞台を見て気がふれた、芝居気ちげえに相違ねえ――人にさんざ苦労をかけながら、早う雪どのの、ありかを探してたも――早う逢わせや――と、来るんだよ」