일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면

아오조라 문고

「いや、ずっとお供いたしましょう。姫路までも、御着までも」

「よいと申すに!」

官兵衛は睨めつけ叱った。

「ここは一兵たりとも大事だ。ひとたび平井山のご陣が敗れんか、織田方全体のやぶれとなろうも知れん。――まして城方に比しては手薄なところ、わしの留守中には、百人分も戦え。――来るなっ」

「はいっ」

「帰れっ」

「はっ……」

悄然として、主人思いな郎党は、山上の陣地へ、戻って行った。

その後ろ姿も見、また秀吉の営をも上に仰ぎながら官兵衛ほどな武士の鉄腸も、掻きむしられる思いがした。叱って追い返した郎党はともあれ、秀吉の寂寥を考えると胸が傷む。

片腕と恃んでいた病軍師竹中半兵衛が、京地へ療養のため山を去ってからまだわずか十幾日。いままた、自分もその側を離れ去って行く。自ら高く持すのではないが、秀吉の平常の言そのままを以てすれば、半兵衛は左の腕と思うぞ、官兵衛はわが右腕だぞと、酒興のうちにもいっていた主人である。しかもこの苦戦に直面している平井山の秋、やがて早い霜も降ろう、雪も降ろうに。――と官兵衛は駒を止めてしばしは去りがてな容子であった。

死ぬなよ。

死にますまい。