후리가나로 읽는 일본 고전
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くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면
そしてしばらくすると、一通の書状を持ってもどって来た。
新七が見て、順に、人々へ手渡した。書面は昆陽寺の和尚からである。ただ見れば、茶会の招き状であるが、それとはべつな意味がふくまれている。
「ちょうどよい。われらも、散々に参りましょう」
約束して、三人は裏門からやがて帰った。町はもう宵であった。
新七は細工場へちょっと顔を見せた後、行水を浴びて、ぶらりと出て行った。――そして町端れから西の方へ十余町ばかり行くと、一叢の森の中に児屋郷の古刹昆陽寺がある。ここの真言宗の和尚と彼とは年来の友だった。しかし、その和尚は、顔も見せないで、ただ番僧のひとりがそっと案内に出て、
「もう皆さまもお集まりでございますよ」
と、庫裡の一房を指さした。仄暗い燭一つ囲んで、そこには、主を案じる義心の士、姫路を出てひそかにこの敵地へまぎれ入っている十余名の人々が、ひっそりと集まっていた。母里太兵衛、栗山善助、衣笠久左衛門なども、ひと足先きにもうこれへ来ていた。
二
ここにある十四名の同志はたえず離合自在の体を取っておく必要がある。しかし、敵地の城下なのでもちろん儘ならぬものがあったが、昆陽寺の和尚はつねにその場所と便宜とをこの人々のために与えてくれていた。