후리가나로 읽는 일본 고전
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くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면
「馬を雇うてくれ」
と、頼んだ。
母里太兵衛や栗山善助が危ぶんでいた理由は、主君の体ばかりでなく、帰路の物騒にもあった。
伊丹は陥ちたが、荒木村重のいる尼ヶ崎城は、いまなお、織田軍が攻囲中であるし、兵庫の花隈城もまだ陥ちてはいない。当然、道中の危険は予想される。
でも、危険という点を理由にして止めれば、官兵衛の気性として、なお止まらない事は知れきっているので、それには今日まで一言も触れず、もっぱら他の同志を以て、途々の状況を探らせたり、どこを通過したらよいかなどを調べさせていたのである。
「兵庫口は到底、無難に通行は難しい」という報告があり、
また、
「海上から船でお渡りが最も安全であるが、大坂からお立ちに相成ることは、本願寺の通謀があるから所詮危ない。御影あたりの漁船を雇って、ひそかに出られるほかあるまい」
とも、その方面の人たちからいって来た。
しかしこの辺まで聞えている風説に徴すると、その海上の往来こそかえって危険極まるものらしいのである。
なぜならば羽柴勢が三木城に釘付けにされ、織田本軍が荒木村重の包囲にかかっている現下にあって、さすがの毛利もこれを傍観していることはしていないからだった。