일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면

아오조라 문고

彼には常備の兵船数百と千余の輸送船があって、絶えず浪華や泉州と交通し、また石山本願寺とも連絡をとっているが、まだ織田家には一艘の兵船、一隊のお舟手ある由も聞いていません」

このとき秀吉は実にいやな顔をした。二本の皺が眉のあいだに立った。こういう苦々しさも時には示す人かと思われたくらいである。

感の敏い官兵衛は、すぐ杯を下に置いて、それを緘黙の機とした。もしこのあいだに、傍らの竹中半兵衛が、くすくす笑ってくれなかったら主客のあいだに、ぴんと亀裂が入ったまま、救い難い空気となってしまったかも知れなかった。

「……官兵衛」

秀吉も苦笑し出した。竹中半兵衛のそれに釣りこまれて、ぜひなく笑ったというかたちである。

「もう、ご酒は充分です」

官兵衛はわざとあらぬ答えをして、とぼけると、

「いや、酒はすごせ。……だがな、官兵衛」

「はい」

「あまりほんとのことを申すなよ」

「何がですか?」

「やはり汝は、この筑前よりも、九歳はたしかに若いな」

「織田家の今日あるゆえんも、これからもっと必要な力も、その若い力と夢ではありませんか」

彼はいっぺんに気楽になった。まだ若いと折紙をつけられたからである。