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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页
駆逐艦『旗風』の勇戦
」
水兵たちも眼の色を変えて残念がるのだった。
駆逐艦『旗風』の勇戦
だがとうとう最後の日が来た。
昭和○年一月の終、凍るように寒い朝だった。
張学良は五人の米人将校をひきつれて南京の飛行場を飛びだした。赤い戦闘機六機は、揚子江の上へ来ると、ぐっと機首を下へ向けた。
下には泥色の水に『旗風』が浮かんでいる。軍艦旗が花のように見える。
アッ、張学良がサッと右手を上げて合図をした! 爆弾投下だッ。
小さい二十瓩爆弾がバラバラッと落ちて行く。『旗風』は見る見る水煙でつつまれた。火災が起って煙突からどす黒い煙がもうもうとわいて出た。真赤な焔が、めらめらとマストのあたりに渦まいた。
卑怯千万な不意討だ!
橘少佐は怒った。そして傷ついた獅子のように戦った。
だが敵はカーチス戦闘機だけではない。
十五隻の敵艦が『旗風』をとりかこんで、滅茶苦茶に砲撃をはじめたのだ。その中には米国の砲艦『グアム』もいるではないか!
「よし、あいつを狙え!」
少佐は『グアム』を睨んで拳をにぎりしめた。
『旗風』は燃えながらも四門の十二糎砲で奮戦した。練りに練った日本砲術の冴を見よ!
血戦一時間で敵の損害は米艦『グアム』