轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页

青空文庫

『千代田』と『鯨』の一戦

の仇は討たれたのだ。

『千代田』と『鯨』の一戦

『千代田』と『秋津洲』は砲声を聞いて北東に急いでいると、向うから三隻の怪物がやって来るのを見た。

『鯨』と『海賊』と『竜巻』だ。

北浦少佐は、清少年の腕をつかまえて、

「おい、いい獲物だぞ。」

と、白い歯をむき出して、にやりと笑った。敵が見たら、さぞ気味の悪い笑だろう。

さあ、二十四糎砲が敵の影をねらった。

「打方始め!」

少佐のどら声が夕空にひびきわたる。

赤い火を吹いて、大砲弾はとび出した。遊撃隊最後の一戦だ。

敵も勇敢に射ち出した。しかし、十二糎砲と二十糎砲では、勝負にならない。

五分間ばかり射ちあうと、もうA国艦隊には、負色が見えた。

『海賊』が、もえ出した。『竜巻』も砲をこわされて黙ってしまった。

ただ『鯨』だけが、傷をおいながら戦いをつづけるのである。さすがは、末山大将の友だちだけあって、オーガン大佐は強い船乗だ。

彼は『鯨』を指揮して、十五分間戦った。そしてとうとう『海賊』『竜巻』の後を追って沈没した。『鯨』の歌にあるように、「夜はまっくら、あかりは消えた」のだ。もえながら沈む『鯨』の姿は、敵ながら気高かった。