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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页

青空文庫

「あッ、潜水艦だッ!」

清少年は思わず叫び声を上げた。

「まあ、あたし胸がどきどきするわ。」

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんが、美しい眉をひそめた時、潜水艦は上甲板の、巨砲を積んだ大砲塔のもの凄い形をまる出しにして、もうすっかり浮き上って来たのである。

「どうだ、清。驚いたか。」

武田博士は、大きなマドロス・パイプをくわえて、うまそうに煙草の煙をふかしながら、愛する弟の肩をたたいた。清少年は黒い瞳をくりくり動かして、

「ええ、僕びっくりしましたよ。……兄さん、あれ、見なれない潜水艦ですねえ。」

「なあに、あれはお前もよく知っている、伊号第五潜水艦なんだよ。ただ呉の海軍工廠で、すっかり造り変えたもんだから、形が違って見えるんだ。ね、以前は二十糎砲なんか、なかっただろう。」

武田博士は大きな手を伸ばして、上甲板の巨砲を指さした。

「あッ、あれは二十糎砲ですかッ。」

清君は又びっくりして大声を出した。

諸君、彼が驚くのもむりはない。二十糎の巨砲を積んだ大潜水艦! これなら巡洋艦にも負けないぞ。すばらしいではないかッ。

世界にそんな怪物のような強い潜水艦は、フランス海軍の『サルコフ』