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しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页

青空文庫

『最上』の強さ

※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは、又叱られやしないかとびくびくしながら、大佐の背中を指先でそっとつついた。

「叔父さま。十三は不吉な数字じゃなくって?」

「そうさ。フーラー博士にとっては不吉な数字だよ。」

いよいよ変な大佐の言葉だ。

荒鷲爆撃機の方でも、『最上』の高角砲の射撃が、あまり下手くそなので、不思議に思っているらしい。

七百米ぐらいの上空で、ぐるぐる輪をかきながら、なかなか爆弾を落そうとしない。

風は荒れ、波の狂う太平洋の一角で、今や二つの怪物が、気味のわるいにらみあいだ。

『最上』の強さ

諸君。ここでわが『最上』がどんな、武器と防禦力(ふせぐ力)を持っているかを思い出して下さい。

武器は大砲のほかに、長岡式の化学兵器があるはずだ。青木式の電気兵器があるはずだ。『第十三号』は、その電気兵器である。

諸君は東京帝国大学で研究している『青木光線』について、何か聞かれたことがないだろうか。太陽光線の紫外線に強い電流を通じると、それにふれるものは真黒こげに焼けてしまう。『第十三号』の正体は、その『青木光線』だ。

『最上』の砲塔の上にある小さい探照灯のような機械。