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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页
碧海島へ帰ったら?
『荒鷲』は、夕やみの空を、遊撃隊めがけて進んで来る。しかし、ここで僕らは二百浬ほど西の戦場をふりかえって、清少年の行方を見たい。
清少年らの潜水隊は、今朝の決戦で、死ものぐるいの奮闘をした。
『秋津洲』は敵の戦艦『マンハッタン』を沈め、巡洋艦三隻、駆逐艦五隻、重油船三隻をやっつけた。
清少年の『千代田』は、ペリスコープをこわされたけれど、大胆な肉弾的行動で、戦艦『ライオン』と『スター』を血まつりに上げ、つづいて航空母艦『メキシコ』をはじめ、十九隻の敵艦を撃沈した。
この昭和遊撃潜水隊の華々しい手なみには、敵も味方も、舌をまいておどろいた。
戦い終って、いま、わが二隻の潜水艦は小笠原の東の沖を、北西に向っていそいでいる。根拠地の碧海島へ、かえろうとしているのだろうか。
清少年は、北浦少佐と一緒に司令塔へ上って、くれて行く戦場をかえりみた。
「すごい戦だったね。」
さすがの豪傑の少佐も、十五時間もつづいた戦闘でつかれたらしい。くらい顔をしている。
「ええ、でも僕、痛快でした。」
清少年は、元気よく腕をさすった。艦長からもらった軍帽がよく似あっている。
「ね、艦長、『最上』