轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页
さすがの豪傑も青くなった
敵も落ち、味方も落ちる。
わずか二十分の射ちあいで、敵の十八機と、わが十機が、荒波の底の、墓場へ沈んでしまったのだ。
残った八機の神風偵察機は、戦死した勇士をとむらうように、悲しげなエンジンの音をひびかせて、ひくくひくく波の上を飛んだ。
さすがの豪傑も青くなった
遊撃隊の砲撃は、いよいよはげしくなり、島かげから突進してくる敵艦『シカゴ』を、わが『最上』は、ただの一撃で沈めてしまった。
『シカゴ』はパッと火を吹いて、たった三分間で、かき消すように波間に見えなくなった。
その後で、「仇討だッ。」と、岩山の砲台が、射ち出したが、気の毒だが敵弾は、二万米しかとどかないのだ。みんな海の中へ落ちて、白い水柱を立てるばかりである。――ああ昭和遊撃隊は、初陣で、はやくも敵の前進根拠地を占領するのか。
大砲の音におどろいた鴎が、空で狂っている。卑怯な敵艦『オーガスタ』と『ヒューストン』は、入江の中にかくれてしまって、出て来ない。
「いよいよ占領だッ。」
木下大佐は、荒波をながめて、にっこりと胸をたたいた。
「米国海軍は、とても弱虫なのねえ。」
※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんも生いきにいばっている。