轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しょうわゆうげきたい

昭和遊撃隊

平田 晋策

「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页

青空文庫

」

「わしは卑怯者じゃないぞッ。」

土人たちは、口々にわいわい叫び出した。関さんは手を振って、

「よし、わかった。ラノン人は、たしかに勇気がある。そこでもう一つたずねたい。お前たちはこのおれを好いているか。」

「好きだとも!」

「大好きだ。」

又、がやがや騒ぐ。

「よし、おれが好きなら、お前たちの生命を、みんなくれ。」

関さんは真剣な顔をして、じいーっと土人の群を、にらみつけた。

意外な言葉に、土人たちもちょっとびっくりしたのか、しばらくしいーんと、ひっそりしたが、さすがに名誉を惜しむラノン人だ。やがて、頭立った一人が、立ち上って叫んだ。

「おい、みんなよく聞け。生きたパンリマ(勇士)が、わしらの生命が欲しいとおっしゃるんだ。いやだといったら、ラノン海賊の名折だぞ。わしは第一番に死んで、あの火の山に神と祭られよう。」

「そうだッ。わしは二番槍だ。」

「わしの生命は関さんのものだッ。」

わしもわしもと、たちまち、五、六十人の勇士が立ち上った。中には気の早いのが、

「日本の大将。さあ殺してくれッ。」

と飛び出して来る。

「ああ勇士たちよ。愛する者のためには、わけも聞かずに生命を投げ出す。