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さいしゅうせんそうろん
最終戦争論・戦争史大観
石原 莞爾
石原莞爾『最終戦争論・戦争史大観』。同一底本的分册已合并为一书。收入:最終戦争論、戦争史大観。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,783 字 · 305 页
国家は戦争・建設同時強行との、えらい意気込みであったが、日本としてこの二大事業の同時遂行は残念ながら至難なことが、戦争の経験によって明らかとなった。しかし、いかなることが起るとも米・ソ両国の実力に対抗し得る力なき限り、国防の安定せざることを明らかにしたのが昭和十三年の訂正である。
昭和十四年、留守第十六師団長中岡中将の命により、京都衛戌講話に「戦争史大観」を試みたが、その後、人々の希望により、昭和十五年一月印刷するに当り、既に第二次欧州大戦が勃発したため、若干の小修正を加えたのが現在のものである。
フランス革命から第一次欧州戦争の間が決戦戦争の時代であり、この期間は百二十五年である。その前の持久戦争時代は大体三、四百年と見ることができる。もちろんこの時代の区分や、その年数については、簡単に断定することに無理はあるが、大勢は推断することができると信ずる。第一次欧州大戦から次の大変換即ち最終戦争までの持久戦争期間は、この勢いで見れば、すこぶる短いように考えられる。同時に私の信仰から言えば、その決勝戦に信仰の統一が行なわれねばならぬ。僅か数十年の短い年月で一天四海皆帰妙法は可能であろうか。