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さいしゅうせんそうろん

最終戦争論・戦争史大観

石原 莞爾

石原莞爾『最終戦争論・戦争史大観』。同一底本的分册已合并为一书。收入:最終戦争論、戦争史大観。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,783 字 · 305 页

青空文庫

第三節 満州国の責務

昭和維新のため、革新のための昭和維新ではない。最終戦争に必勝の態勢を整うるための昭和維新である。必勝せんとする国民、東亜諸民族の念力が自然裡に昭和維新を実行するのである。

この意気、この熱意、この建設は自然に世界無比の決戦兵器をも生み出す。即ち今日持久戦争に対する国防の確立が自然に将来戦争に対する準備となるのである。

第三節 満州国の責務

ソ連が東亜連盟を侵す径路は三つある。第一は満州国であり、第二は外蒙方面より蒙疆地方への侵入、第三は新疆方面である。その中で東亜連盟のため最も弱点をなすものは第三であり、最も重要なるものは第一である。満州国の喪失は東亜連盟のためほとんど致命的と言える。日華両国を分断しかつ両国の中心に迫る事となる。満州国は東亜連盟対ソ国防の根拠地である。東亜連盟が直接新疆を防衛する事は至難であるが、満州国のソ領沿海州に対する有利な位置は在満州国の兵備が充実しておれば間接に新疆方面をも防衛することとなる。

この大切な満州国の国防は、日満議定書に依り日満両国軍隊共同これに当るのである。

満州軍の建設には人知れざる甚大な努力が払われた。これに従軍した人々の功績は満州建国史上に特筆せらるべきものである。