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さいしゅうせんそうろん
最終戦争論・戦争史大観
石原 莞爾
石原莞爾『最終戦争論・戦争史大観』。同一底本的分册已合并为一书。收入:最終戦争論、戦争史大観。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,783 字 · 305 页
第二節 我が国防
日本が国防の共同というのに中国は軍事同盟、経済一体化に対して経済提携と言うているし、日本が国防の共同、経済の一体化を特に重視しているのに中国は政治独立に特別な関心が見える。しかしこれらは両国の事情上当然の事と言うべきである。将来は逐次具体的に強調して来るであろう。兎に角東亜連盟の両国運動者には既に同志的気持が成立している事は民国革命初期以来数十年ぶりの現象である。感慨深からざるを得ない。東亜連盟運動が正しく強く生長、東亜大同の堅確なる第一歩に入る事を祈念して止まない。
第二節 我が国防
現時の国策即ち昭和維新の中核問題である東亜連盟の結成には、根本に於て東亜諸民族特に我が皇道即ち王道、東方道義に立返る事が最大の問題である。国家主義の時代から国家連合の時代を迎えた今日、民族問題は世界の大問題であり、日本民族も明治以来朝鮮、台湾、満州国に於て他民族との協同に於て殆んど例外なく失敗して来たった事を深く考え、皇道に基づき正しき道義観を確立せねばならぬ。満州建国の民族協和はこの問題の解決点を示したのである。満州国内に於ける民族協和運動は今日まで遺憾ながらまだ成功してはいない。