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さいしゅうせんそうろん
最終戦争論・戦争史大観
石原 莞爾
石原莞爾『最終戦争論・戦争史大観』。同一底本的分册已合并为一书。收入:最終戦争論、戦争史大観。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 154,783 字 · 305 页
現に蒙古人は蒙古軍隊を造っているが、朝鮮軍隊も編成すべきである(一部は実行せられているが、大々的に)。回々(イスラム)軍隊も考えられる(これは朝鮮軍隊ほど切実の問題ではない)。軍隊は兵器を持って危険な存在だから、言語や風俗を異にする民族の集合隊は適当と言えぬ。
日本人が漢民族の軍隊に入って働くのを反対するものではない。しかしそれは漢人の一員たる気持であらねばならぬ。皇帝が日系軍官の名称を止めよと仰せられた御趣旨もここにあると拝察する。諸民族混住の国に於て官吏は日系、満系、朝鮮系等のあるは自然であるが、軍隊は各民族軍隊を造るのであるから、漢民族の軍隊の中に「日系軍官」なる名称の有せらるるは適当でない。
田舎の満州人警察の中に少数の日系警官を入れて指導する考えらしいが、この日系警官が満州国不安の一大原因となっているのは深く反省せねばならぬ。他民族の心理は内地から出稼ぎに来た人々に簡単に理解せられない。警官には他民族の観察はほとんど不可能であり、また満州人警官の取締りも適切を欠く。
満州国内匪賊の討伐は実験の結果に依ると、日本軍を用うるは決して適当でない。