Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

自分は、この数ヵ月で、本当にこれまで停頓していたところから実質的に一つの進歩成長をとげることが出来た、その位うけた感銘は深く、学ぶところ多い。人間としての情操、理解においても一深化した、そして妻としては、一層一層宮本の本質にとけ合わされてゆく歓喜を感じた。私たちは、というより、自分はこうして一段と彼の妻となった。こういう深化の過程を考えると、その価値の高さにおどろくばかりである。宮本が妻として、一きわ自分を近く一致させたその根底の大さ、ふかさ。自分のこころには全く非個人的な歎賞があり、そのために比類なく結ばれ、それ故こそその感情が一層非個人的高揚を経験するところは、微妙至極である。相当な人物が、わが身を惜しむ心をはなれてしまう動機というものは、こういうところにあるものと思う。この恋着の晴れやかさ。この恋着の大義に立つ大やかさ。

〔欄外に〕

巣鴨へゆく。半紙百枚、鉛筆二本、シャツ。

寿キリキリの時間に来る。生活条件がよくないことを直感する、可哀そうでならない。勉強どうしているのかしら。今一人で暮す気の張が可哀そうだ。

十月二十六日(木曜)

きのう帰りに冬着入用とのことで大いに閉口する。