Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

二月十一日

きょうはのうのう。室もきまったし国は国府津だし。

「曠野の記録」よみかけている。平野氏が、大変若々しいと云ったのは当っている。青春の逞しさというよりインテリゲンツィア的脆弱さの未成熟さの意味だ。文章立体性がない。自然はそうだのに。この立体性の乏しいところ、つまり把握の平板さ也、兵隊の渾名というものの面白さを感じる。それにああいう人の中では人物がものをいう、ということを。

〔欄外に〕

森長さんへ電話、続行をいそぐ意志なしとのこと。面白いもの也、そのこと話したら笑った。

二月十一日(金曜)

〔発信〕宮へ

風つよし、大してさむくはない。寿のふとんほす。運送や十四日の午前中に来るよし。

島田から木箱着、無事だった。あやぶんでいたが。

太郎、箱あけているところへ、ミチルちゃんが

「太郎ちゃん」と云って来る。

「ああ来ちゃった!」痛いような顔する。太郎この頃こういうの、何だか妙だ。そんなにペコペコかしら。この間は紅茶茶わん自分でもって来て「これだから、かえる?」と云って「かえる」とミチルかえった由。

国、国府津。ああちゃんぼけたような顔している。手紙。宮、自分へインシュアランスかけて母へしゃっかんのこと話した方がよかろう、その提案をかいた。