Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 62.807 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

一月二日

千世紙ではった小箱、羽織ひも、私達はどう生きるか、五円也、やる。ちりがみ、炭くれた。

殆ど一日臥床。疲れが出た。

この年越しは三十一日に面会した。十年来始めて。

一月二日(日曜)

〔発信〕第一信

寿江子千葉へ戻るため、千葉迄咲、送って行ったが切符買えぬ由。戻って来る。リュック背負ってフーフー。

太郎、近藤さんの長男と赤倉へ行くときまり用意、大さわぎ。

巣鴨へ手紙かく。午後じゅうかかった。

夜、ノヤさんの相談のためにパパ来。咲行き。

子供が大きくなって、子供づれの初旅に出る。親たちの生活に新しい一つの水脈が流れ入ったように新鮮なところが出来て、ナカナカよろしい。

夜、昨年三月から十二月迄の出納をしらべた。

私の生活はこれ迄、取るだけ使うという形か、さもなければ無くてやってゆくという、いずれにせよ単純きわまる形でやられて来た。しかし、これからの数年は、そういう単純さは役に立たないと思う。金以上の問題がある。だから金の使いかたについては賢明でなければならない。金そのものに終るとして考えれば、それ迄だが。金より先の問題のために、考えられた歩き方で金の道を通過しなければならないということがある。